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平成21年7月分

非営利斎場「六波羅蜜会堂」の動画です
 ご覧下さい

カウンター
■7/26         
梅雨は上がるのでしょうか?毎日ハッキリしない天気でありまた九州では大雨が降り続いていて災害があちこちで報道されている。もう雨は嫌です。もう少し穏やかに暮らさせて欲しいですね。

今日は一日、お参りやご来客の方々への対応に追われてやっと一日を終えました。仕事の精度を上げながら事務処理をすると、色々な問題点や工夫をしなくてはならない部分がハッキリとしてくる。忙しさと疲労が増す事により、せっかくの考察をときとして遮ってしまう自分がある。

確りと先を見据えより良いお寺の運営を考えると「ここ一番に一踏ん張り」と自分に言い聞かせている。夕刻よりお盆のお参りに最終確認をすませ明日には封緘も終わり発送される。今年は少し遅れてしまったが、お盆も何事もなく終えたいものです。
■7/19        キュウリ加持 
天気予報では雨であったが日差しさし青空が広がる良い天気にキュウリ加持祈祷会を催させて頂いた。準備した団扇もかき氷も冷やし善哉もすべて午前中に底をついてしまい申し訳ない気持ちです。天気予報通りであれば残っていたのかも知れないが・・・多くのお世話人さんのお手伝いとご参詣の皆様のおかげで無事に大祭を終えることができました。ほっとしております。様子をご紹介します。
本堂内の様子
受付の様子
受付からの様子
御接待はお昼前にはすべて出し切りご免なさいでした
ホウロク灸の様子
ほうろく灸を待つ人たち
■ 7/13 晴/曇       
恐ろしい酷暑でった。尾鷲では37度という。どのような暑さだろうか? お寺では間近に迫ったキュウリ加持の準備をボチボチとし始めているが暑さのためすぐにダウンしてしまう。

明日は外部設営と力仕事をすべてこなしてしまう予定だ。若い力の僧侶もお手伝いに来てくださる。明日のお参りは本日中にすべて済まさせていただき明日を迎える。一日一年は早いものだ。本当に多忙極めるさなかに国会の総選挙が行われるという。全くお寺には関係のない話だが色々なメールや号外が携帯電話に入ってくる。猫の手も借りたいくらいに忙しい最中「何のメールかと思えば・・・解散」・・・・。それもご丁寧に何度も懇切丁寧に微に入り細に入りで・・・大切な用件かと思えば・・・まぁそんなモンでしょうか。

本堂の障壁画の保護のため大切な友人でもあるかたに保護の柵を依頼した。木製の柵を支える鉄製の柵。色々と思案して本堂で暑い最中に採寸してアイデアを出し合って行った。やっとできあがった障壁画。友人曰く「わぁーーっとする物とは感じないがキラキラしてもいない、不思議にマッチしている」と感想を述べてくださった。人を驚かすような物ではないが不思議にマッチしているとの感想は年を経てくるともっと味が出てくるのだろう。派手と地味、暑く汗がほとばしる本堂で、幸不幸の紙一重を感じて彼の横顔を眺めていました。
■ 7/6 晴/曇       
午前中、外出。帰り際に、きれいな鉢植えの花を一鉢求めた。レジで花が折れないようにと気を遣っていただいてレジ袋に入れていると「ご住職、こんにちは」と声をかけてくださる方がお見えでした。今日の私の出で立ちは世話人会のTシャツを着て外出したので、ご挨拶いただいた方はすぐに確認できるのだが・・・私はどこかでお会いしたことはわかるのだがお名前がわからない。

恐る恐るお名前を伺い・・・それでも分からないのだが・・・愛想よくご挨拶をしてその場を辞去した。引き続き他のお店屋さんにも出かけていると今度は私の仲人さんにお会いした。ひ孫の世話をしながら最近結婚した孫のお話をしてくださる。みなさん、穏やかにお声をかけてくださりありがたいことです。しかしね、人の名前や誰が誰だかが分からないのに相手がこちらを承知されておられる場合、本当に冷や汗が出ます。本当に。

午後より郵便局へ事務書面を持って貰って行ってお盆やキュウリ祭りの印刷物の仕事をこなす。今日は以前よりお願いしていた本堂外陣の金箔の障壁画が搬入され立派に納入された。忙しかったので本堂にはなかなか行くことができなかったですが明日一日、作業は続くそうです。デジカメが現在無いので携帯電話写真で作業の様子をご案内します。とても満足のゆく出来映えで絵師の方、作業の方、関係者の方に感謝を申し上げます。ありがとうございました。
■ 7/1 晴/曇       社明運動??
月が改まり実質的に今年後半となった。来客や電話が多く一日中忙しくした。加えてキュウリ加持祈祷会やお盆の準備で気持ちも浮き足立っている。

社明運動? おそらく読者の方は聞き慣れない言葉かと思います。これは短縮語であり「社会を明るくする運動」を短く言い当てて「社明運動」と役所主導の社会運動であります。亡父も存命中には保護司を拝命し聞き慣れない言葉を口に出して外出した事を覚えている。

今日は私は保護司としてTシャツと「保護司腕章」を着衣着帯してお寺の近所のスーパーで啓蒙活動に参加させていただいた。正直な事を言うと本当は嫌でした。午前中に衣を着てお参りをしていた住職が昼過ぎにはTシャツ着て腕章を付け「社会を明るく運動で〜す」とスーパーの前でティッシュペパーを配っていたら・・・と思うと気恥ずかしくも何だか辛かったです、初めは。

スーパーに時間に参集したのは6名、それぞれバンドエイドとティッシュペパーを袋に入れ、「社会を明るくする運動」のタスキをかけて開始となりました。「よろしくお願いします〜」と配るのだが無表情な人や貰っても何だか訳が分からない人が殆どのようでした。6名がスーパーの店先で立ち、来る人来る人に記念品を配るにしても東京の銀座のような人混みではなくパラパラと来る程度でなかなか記念品ははけない。一計を講じてスーパー側のバス停にバスが止まったのを見た私は小走りに近寄り配り始めると直ぐに記念品は無くなってしまった。

「あと三つ」と言ってスーパー入り口に立つ女性の更生保護婦人会の人に伝えると「あげる」と言って粗品をたくさんくれた。再度バス停にいると中学生が通り過ぎようとした。ここからが今回のストーリーの始まりなのです。

「社会を明るくする運動だよ。ティッシュペパーをどうぞ」と言うと中学生の男のは「社会を明るくするってどんな事ですか?」っとつぶらな瞳で私に問いかけた。
「そりゃ、悪い事をしないで良い社会を作ろうじゃないかという事だよ」
「良い社会って何ですか」と再び丸い瞳から不思議そうに再度尋ねる。『この子は善悪が分からないのか?』と思いつつ
「あのね、交通違反や社会に迷惑をかける事が悪い事だと思うよ」っと私なりに男子中学生に伝えた。その男子中学生は「じゃ、ボク手伝います」っと思いがけない言葉が返ってきた。そして私の紙袋からティッシュペパーを貰い受けた。

「じゃあ、社会を明るくする運動です、よろしくお願いします。と言うんだよ」と教える。「はい」と答える。そして周りを見ると遠くから色々な人が私達に近寄って来始めたのだが直ぐに右や道路を横断してバス停まで近寄らないのだ。「誰も来ないね」と言うと「ボク配ってくる」と道路向こうのガソリンスタンドに向かい始めた。「おい、道路を渡る時は良く確認しろよ」と言うと立ち止まり「うん」と言ってガソリンスタンドへ向かった。その渡りきった所を見て保護司さんの居るスーパー前に戻り今の話しを一人の保護婦人会の人に話しました。「良い子がいるんだね」と感想を私に漏らしました。

初めはこのティッシュペパー配りに抵抗があったのですが終えれば何だか清々しい気分になり出かけて良かったと思いました。お寺に帰り「社会は少し明るくなりましたか?」と尋ねられた。社会はなかなか明るくはならないけれど、希望のような子供に出会えて事が今日の大変貴重な経験をさせて頂いた事に感謝をしたいです。その本日の様子が下記の写真です。