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平成22年1月分

非営利斎場「六波羅蜜会堂」の動画です
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カウンター
■ 1/18 晴れ     
今日はお参り大好き先生のお家へお参りに出掛けさせて頂いた。「あれ? 奥さんは?」と先生に尋ねると「奥さん生きていますよ」っと悪戯っぽい返事をされた。

お参りを済ませてふと床の間を眺めると「ぼけない為の5ヶ条」という何処かのお寺の高札がおかれていた。お医者さんも矢張りぼけるのか?大切そうに床の間に飾ってあった。私も一読して興味がそそり「先生、これメモさせて頂いて良いでしょうか」と尋ねると「コピーしますわ」っと先ほどの奥さんにコピーを依頼した。久しぶりに奥様にあったのだが・・・私が「すいませんね」と言うとニコニコしながらコピーをして下さった、それもカラーコピーで。そのコピーが↓これです。

このお参り大好き先生は昨年3月末で白衣を脱ぎ、お参りを奥様と共に続けておられる。そして自慢は沢山のご集印帳だ。本日も見せて貰った。「先生このご集印帳で何冊目ですか?」っと尋ねると「73冊目だよ」と自慢げに鼻の穴大きくして私に見せ下さった。「先生、この御朱印帳は一冊何ページ程あるのですか?」っと尋ねると「100ページくらいかな?」とご返事をされる。「先生、単純に掛けても先生のお参りされた寺社仏閣は7300カ所ですね」っと私なりに感想を述べた。ますます鼻の穴を大きくして「他の霊場の集印帳を見て、このお寺なんか朱印で真っ赤でしょ」と違う折りたたみでない本形式の集印帳を見せて下さった。「おぉぉぉー! 本当に朱肉の跡だけでも真っ赤で何回お参りしたか分からない程ですね」と私は頷いた。

「私は昨年息子に病院を任せて引退しました。引退して直ぐに心臓が悪くなり入院をしました。このお参りをしていなかったら・・と思うとお参りのお陰を頂いたと思っている」と神妙に神仏への感謝の気持ちを素直に表された。このお参り大好き先生の事を書いてあるかのように「ぼけない為の五ヶ条」は光り輝いて私の目に映り今日の備忘録を書かせて頂いている。

「私は今春4月から放送大学へ入学して好きな事をしますよ」っと大学のパンフレットを私に見せて下さった。私も含め人は必ず老化を益して行く。常に色々な事柄や目に見える物だけでなく、見えない多くの事象にも素直な気分で取り組んで行く人生の大先輩である先生の姿を今から私の今後の姿として眺めたい物です。お経の時間よりも奥さんのお茶と、先生とのお話の方が長く楽しい一時を過ごさせて頂いた。先生、来月も私がお参りにうかがいますよ!!
■1/10 晴れ         
昨年に続き初釜のお茶席にご出席をさせて頂いた。私が子供の頃からご厚誼を得ているお家元のお茶席。今年は昨年と違い(私)、ビッグなご来賓がお越しになられた。京都清水寺貫主森清範猊下。

一期一会と題して清水寺のお話、人の心の奥に潜む心のありよう為し様をユーモアを織り交ぜての法話を1時間頂いた。お話は明瞭にして立て板に水、弁舌爽快でありあっという間の1時間でありました。正に僧侶のお手本でもありました。公演後にロビーで昨年ご同席をさせて頂いた大学の先生に「声の善し悪しはお寺の住職と学校の先生ですね」と私が語ると「枕草子には顔の善し悪しも書かれているぞ」と悪戯っぽく私におご返事を頂きました。猊下は公演後、暫くしてお帰りになられました。今日は大変に感銘深いお話を拝聴できて大変に幸せな一日でした。
清水寺貫主 森清範猊下と私
お家元を挟んで右側森清範猊下
■ 1/8 晴れ     
環境班(境内山内の美化掃除担当班)の人達が一生懸命でお掃除や薪割りをして下さった。お寺では薪ストーブを昨年から導入して毎日使用している。薪はお寺のナラ枯れで出た大木や楠の倒れたモノを利用しているがこれだけでは追いつかないので郡上市の知り合いから大量に原木を求めている。薪ストーブの良さは言葉では中々語れない。お寺の台所の薪ストーブへ心やすいお客さんをご案内してストーブの前でゆったりとお茶やコーヒーを飲むと皆さん和んで「もっとユックリしていきたい」と思わず本音を語って下さる。普通や「さぁ お暇しましょ」と辞去されるのだが・・・矢張りストーブの炎は魅力的な力を持っていて人を炎の前に佇ませて、穏やかな時間を作ってくれる。

薪作りの労、薪ストーブの手入れや灰取り、煙突掃除等を思うと手を出しにくいが、心温まりまた化石燃料を使わずエコに心がけた薪ストーブ。お陰でガス代や電気代が相当に軽減されています。それどころか、トイレ、応接室、寺務所、台所は薪ストーブの暖気を断熱ダクトで引っ張り、それぞれの部屋に供給しているのでホカホカと暖かい空気が部屋に満ちています。余録であはありましたが満足している薪ストーブでした。

お正月気分も街場に出ればデフレと不景気、就職困難な世間は大変な様相になっている。先月から仕事をしていないと会社経営者から会社員、自営業の方も口をそろえて「こんな経験は初めて」と苦しい胸の内をあかしてくれる。本当に大変な世の中になってきた。お寺も色々な面で工夫や努力を続けるよう心がけて毎日を過ごさせて頂いている。
■ 1/4 晴れ     
大晦日から元旦にかけて雪がちらつき初詣は何時もの2/3程の方がお見えでした。お昼から山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」を見てきました。彼女の本は色々と読みました。「大地の子」とか「二つの祖国」とか。

今回は山崎さんの著作を読む事無く先に映画を見ました。以前、柳田邦男氏の本もよく読みましたが氏が書かれた航空機事故の幾本も何度も読み返していたので理解はとても良くできました。映画を通じて訴える事を私になりに理解し、考えさせられました。

どんな時代でもどの組織でもやはり、組織や社会や会社、人が一丸となって進む時間に、魂を吹き込み生き生きと動かすのは人であり、人の心根だと思います。その心根のために大切な作業が「教育」に在ると思います。弘法大師は「物の興廃は人により、人の昇沈は道にあり」と説かれました。福沢諭吉は「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と説かれ大学を創立されました。

学校、宗団、医療機関、役所、議会、会社等々「志」を立て創始者の徳望と止む事のない向上心で社会にその存在が認められ功成り名を遂げても、その組織を継続させる事は難しい事は時代を振り返れば頷く事が多く感じられます。人々の隅々にまで行き渡るような教育は至難の業であり均質な公徳心は、夢なのでしょうか?

人の協力と理解で今ある社会が実現されているのは偶然ではなく、良い心根の方々のたゆまぬ努力と創意工夫があればこそ今の便利で品質の良い社会が実現されていると思います。お寺にしてもどのような社会組織にあっても向上心と創意工夫を重ねて社会に貢献する事が、やがて自分やその組織が認められる事につながるように思いました。
■ 1/1 晴れ
明けましておめでとうございます。今年もどうか宜しく願います。

今年は沖縄沖永良部島より黒糖を求めて作った「さーたーゆ」と言う飲みを準備を進めさせてもらった。ドリンクディスペンサーと言うコックを自分で倒して飲み物を飲む大きな入れ物、皆さん慣れた手つきで飲んでいただいた。昨年は足らなくなってしまい今年は十分に準備したのだが、午後11時頃から断続的に降る雪のせいか? 余ってしまった。まぁ、足らないよりはよいでしょうね。寂しい感じあったのは昨年と同じようにベトナムの人たちが大勢お参りに来られていたのだが・・・おみくじを引くとその意味を教えてくれと言われ片言の英語で紹介をするのが毎年のことであったが・・・この経済環境で如何されているか?お国にお帰りになったのか?心配でした。

昨夜の様子です
除夜の鐘記念「鐘餅」はあっと言う間に無くなりました
鐘を撞き終えると並んだ順番で鐘札がお名前を書いて貼られ春先まで明示される
この順番は108人迄  最近では少し早めにから並ばれる
ドラム缶ストーブ2台 大活躍をしました とても暖かいです
(事前に消防署届出はしております)
ドリンクディスペンサーの「さーたーゆ」
皆さんも一度お飲み下さい さらりとした甘さと黒糖の香りが冷えた体にやさしく感じます
今年一年 どうかよろしく願います