先月備忘録

    住職備忘録7月分
   
夏は直ぐそこまで来ています。梅雨が明けたらイメージを変えますね

 平成15年7月分
世を捨てて 山に入る人 山にても 猶憂き時は 何地行くらむ

■7/30
久しぶりの休日といっても半日ほどの休息をとる。副住職は遠方まで法事に出かけ住職代理はお休みで遠方へ出かける。今夜通夜が2件明日は葬儀も二件ある。この所お葬式も多く時間的に余裕の無い予定の中をお盆に向かっている。そんな中半日でもゆっくり休めれたので少しはリフレッシュした。午後より運動に出かけて汗を流した。矢張り汗を流して軽い運動をこなすと体も楽になる。さあ明日も頑張ろう。

■7/28 月 
今日は雨がショボショボ降っていた。昨日と今日が逆であったらと思うと仏様に感謝をささげなくてはならない。目に見えない加護があるとすれば目に見えない物を感謝と言うか万物に畏敬をはらい、不運に思うときには嘆く事を控えて目に見えない物に加護と冥助を祈る、少しヤヤコシイ話だが、感謝の気持ちはとても大切に思います。人生を明るいと思う時も、暗いと思う時も、私は決して人生をののしるまい。とヘッセが述べられたそうです。少し休みたいのですがとても休めるような状況でもありません。
寺の僧侶も毎日頑張って頂いて寺務を遂行していただいている。お盆も目の前、体調を万全にしておきたい。またこれ以上私を悩ませる事だけは勘弁して欲しい。昨日のアクシデントより今日のデッドロックが大きければ人も大きくは成れるが、如何せん体力が消耗する。感覚が変にもなる。人の大海の中で溺れないよう、陸地をまっすぐに見据えて自分を見失いように毎日を過ごして行きたい。

■7/27 日 きゅうり加持当日
朝4時より集合で準備を始める。とても疲れた。お参りの方の彼方此方で「テレビを見たよ」と言われ恥ずかしいやら嬉しいやらでした。特に例のお参り大好きのドクターF先生からは「僕は見る積もりは無かったんだがたまたま見たら貴方が写っていた。お化け地蔵のそばでもっと怖い人が立っとった。(名古屋弁)」とニコニコしながらこの忙しい私に話しかけていただいた。まあ先生も元気で宜しい。お目当ては朱印帳かなと思っていたら「ナカナカ筆が進まない」とポツリ。筆書きの方もマイペース。先生はあちこちのお寺を見て周り色々なご意見をお持ちだ。何か言われる前に「では失礼します」と逃げてきた。色んなことがあり疲れましたがお世話人さんの方がもっとお疲れになったと思うと愚痴も言えませんです。少し今日の写真をアップします。



■7/24 木
きゅうり祭りの準備を始める。いつもであれば相当に進んでいるにも拘らず今年は今からはじめる。明日はお手伝いの僧侶も来て頂けるので心強い。しかし忙しいときには色々な事があり電話も今日は沢山かかり大変に忙しかった。夕刻昔のサークルの友人が訪ねてきてくれた。彼女は以外にもアメリカ人と結婚し一児を設けて連れて来てくれた。アメリカのカリフォルニアに住むご両親も当寺がとても気に入っているらしく一ヶ月に3度も来られたそうであった。
夜、CBCテレビの坂東リサーチという番組に私も出演したが放送は都合で見ることが出来なかった。あまり自分の写るテレビは見たくない。しばらくの間「テレビ見ましたよ」の言葉が私を悩ますのだろうな。

■7/22 水 寺子屋サマースクール終了
ほとほと疲れて講師の先生も私もダウンしてしまうくらいに疲れましたが子供たちは元気そのもの。全く読めなかったお経もすらすら読めるようになり食事作法もちゃんとできる様になりました。少し写真をアップしますのでご覧ください。

大きな声でお経の練習 食事作法も勉強しました
お茶の作法も教えていただきました ローソクを持って夕勤行


■7/19 土
キュウリ祭りの打ち合わせ会が4時よりなされた。出席者40人ほどであった。到底寺の内部の人間だけでは行えないキュウリ祭り、たくさんの世話人さんのお力添えが無いと出来ない。いいアイデアや昨年の反省も色々と出て有意義な会を催すことが出来た。夜はお寺の内部の人たちと慰労会をする。明後日は寺子屋サマースクール、きゅうりの準備、祭礼、初盆、お盆参り、施餓鬼と永く暑い毎日が続き始める。豪雨の場所もあるが梅雨明けは目の前に来ている。

■7/18 金 曇り/雨
久しぶりのお休みをした。休みといっても頭の中は盛夏の行事で一杯です。人の配置やお願い事、依頼事等たくさんある。年齢を重ねると注意力の持続が難しくなり以前何でも無い事が忘れて気が付くと手遅れになっている事もしばしば経験する。経験すと反省をするのだが他事に気をとられ遅れてしまう。愚痴をこぼしても仕方ないが丹念に日々を過ごそう。反省

■7/16 水 晴れ 暑し
寺子屋サマースクールの参加者が9名となった。15名ほどの参加がるととても有り難いのだが・・ 明朝3300枚のチラシが配賦される。葬儀が2件続けてあり色々とあり大変であった。 私は多くの人のお手伝いをいただけて本当にありがたい。忙しくても寺子屋サマースクールを開催できるのもお手伝い頂ける方たちのお陰であり感謝して休みます。では

■7/15 火 晴れ 暑し
あと少しで梅雨の終焉を迎えると言う。先ほど柿の木のそばを通りかけたら蝉が羽化して成虫となる所を見てしまった。早速今日のhpに載せるべくデジカメを持て写し始めた。中々真っ暗闇の中で写真をとるとは難しいことだ。では私の写真をご覧ください。



■7/13 日 
今日は忙しかった。バタバタと一日を過ごす。時は過ぎやすい。本当にあっという間に過ぎてしまう。もう一周忌、もう三回忌と驚くばかりだ。しかし今日も爆弾を作って爆発させた事件があった。インターネットで色んなことが情報として入手できてしまう。生き死にも慈善も犯罪も目に見えない所で直ぐに入手できる。弘法大師は「物の興廃は人により、人の昇沈は定めて道にあり」と仰られた。社会や学校、お寺、家庭、病院等を運営する人間の思い一つでその施設や社会全体が良くも悪くもなる、また一方その人たち人生の幸不幸は心根によると仰られ京都に綜藝種智院を創立されて日本で一番最初の私学をお創りになられた。一言で教育が問題という事は簡単だがそれは何かに擦(なす)り付けなければ収まらない種の人間の発想で私は好まない。市中引き回しの上・・・云々の発言には驚かされた。教育というより仏作って魂を入れない教育を野放しにし、そこで巣立った親たちである私たちが築いてきた社会制度を深く省みないで教育一言に光を当てて子供云々を言うのは木を見て森を見ない類だ。
しかし時代は循環する。

     権門上に奢れども 国を憂うる誠なく 財閥富を奢れども社稷(しゃしょく)を思う心なし 
     ああ人栄えて 国滅ぶ 盲(め)しいなる民 世に踊る

この歌は昭和2年銀行閉鎖が相次ぎ不景気の真っ只中、歌われた歌です。歌った人間の良し悪しよりも、昭和2年の頃の人間の問題意識とそれに関心を持つ人間の数が今は少なすぎると思う。私一人がそんなことを思っていても仕方ない。が、あまりにもその世相に似ているように思うのは私ばかりでないと思う。

■7/11 金 月例会議の日
恒例となっているお寺の行事「キュウリ祭り」の内部的な討議、お盆に向けた準備等が議題となった。会議後、久しくお会いしていない方のおうちへお参りに出掛けさせた頂いた。お元気そうの顔でご夫婦共にお迎えいただいた。色々な四方山話に花が咲き時間も忘れて話し込んできた。梅雨の晴れ間の太陽が照る中玄関先まで見送りに着ていただいた。お元気でいて欲しいものだ。院内ではキュウリ祭りの案内状の最終チェックをして一日を終える。寺子屋サマースクールの参加者が少ないと言うより今のところお一人のみである。それも一昨年来られた方のみです。このままでは中止を余儀なくされる。ハラハラドキドキです。

■7/9 
嫌な事件が続く。如何してしまったんだろうか、この国の良さは。良さはチャンと分かっているのに気づかない振りをして毎日を過ごす。人の事まで気遣う余裕が無いのか?人の痛みが分からないのか?不思議でならない。では昔の人は人の痛みを今以上に分かっていたかと言うとそうでもない。余り昔も今も変わらない。違いは子供の無分別で残虐な事件が多すぎる事が以前と相違する。
ゲーム感覚なのかアニメ感覚なのか?知れない。この先20年後、私が70歳のとき実労年齢の人がこの国をどのように運営するか?どうなるのでしょうか???西暦2100年には人口は3000万人、明治維新の頃に戻ると言う。少子高齢化、熟年の人たちのこれからの青少年への対応ひとつで良くも悪くもなるんだろうな。

■7/6 日 晴れ
忙しくするが、私は他用にてお昼前から外出する。昨日来られた坂東英二さんとキタロウさんをアップします。今日も疲れました。お休みなさい。


  7月24日午後6時55分からCBCで放映予定です

■7/5 土 晴れ/曇り
坂東英二さんとキタロウさんが来られて取材をされた。デジカメでその模様を撮るつもりが電池切れで写すことが出来ませんでした。私とキタロウさんと坂東さんとであちこちを案内している様子を、何気に取材された。「本番行きます」とか何らかのサインも無くただ世間話風に話をしているところを取材?されました。放映は7月24日午後6時55分CBCテレビ「そこが知りたい坂東リサーチ」と言う番組だそうです。アシスタントの方がデジカメで写していただきましたので明日ぐらいに一枚ぐらいはアップできると思います。見物人もあっという間の取材に拍子抜けしたみたいでした。

■7/4 金 晴れ/小雨
中々晴れない中に今日は比較的晴れ間が多かった。昨日の慰安写真を少し整理した。とても楽しそうなのだが会食場の写真を撮り忘れた。イタリアレストランでの結構見栄えのする料理を頂いた。赤ワイン白ワインビールと飲めば饒舌になり気が付けば写真を忘れてしまった。風景を交えて昨日の写真をアップします。ご一覧ください。当時の檀家の世話人さんたちはとてもいい人ばかりです。私のことを住職住職と呼んで頂き幸せです。暑い夏場の祭礼にご無理を申しますが宜しく願います。

出発はこんなに素晴らしい快晴  養命酒での説明 養命酒駒ヶ根工場のカキツバタ
蓼科山はこんなに綺麗でした ロープウエイでパチリ 山頂駅にて
あれが赤岳ですよ 石楠花はこれからでした エクシブ蓼科中庭にてポーズ
皆さんのお部屋です お部屋のお風呂です プールもありますよ
温泉は露天風呂です 皆さんお疲れ様でした
お疲れ様 今日の会食の席、ボナキューです 中庭の可愛いお花
飯田峠、大平峠越えをしました。途中の滝 このトンネルを抜けると大平峠です 峠の茶屋付近にて
南木曽岳も少し霞んでいました お猿さんが逃げていきます 南木曽温泉内貴泉館に到着
すごい温泉 隣の露天風呂 お豆腐料理に舌鼓
かた絞り豆腐・・美味しいです あげ湯葉・・・絶品です 美味しいガンモドキ
暖かい揚げ出し豆腐 この桜ご飯は美味しいです 大平峠名物「峠の茶屋」
■7/3 木曜日 雨
世話人さんたちとエクシブ蓼科へ出かけてきた。とても疲れたが大変喜んでいただいた。初日は駒ヶ根の養命酒工場へ見学、映画等を拝見する。本朝(7/2)未明に松川駒ヶ根間で重大な交通事故が上り下り両線で発生し迂回を余儀なくされた。見学後蓼科のピラタスロープウエイに乗り北アルプス、中央アルプス、八ヶ岳を遠望し一同感嘆の声が上がる。また坪庭を一周20分ほど回り初夏の高山を楽しむ。その後ホテルにて会食、カラオケと続き本日は南木曽温泉で温泉と豆腐料理を堪能した。健康な方は山の散歩が一番気に入り、そうでない方は豆腐料理が良いと・・健康でいないとだめですね。様子を写す写真は明日にアップします。ちょっとお疲れ気味です。飯田峠と大平峠をマイクロバスで越えは少しハードでした。

■7 /1  火曜日
雨の一日、何も無く過ごす。輪転機が壊れた、と言うより耐用年数が過ぎてしまい買い替えを勧められる。新車の軽自動車が一台買える位の値段がする。人にも寿命があり機械にも当然寿命があって然る事と諦める。聞くところによると平成5年に今の機械を入れたとの事、平成5年と言えばついこの間のような気がするが10年も前のこととなっている。これから何が不都合で出てくるか分からない。
7月始めのアッパーカウントを頂いた。