住職備忘録
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2002〜2009
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名古屋の天気予報
-天気予報コム-

平成27年2月分

非営利斎場「六波羅蜜会堂」の動画です
 ご覧下さい

カウンター
■ 2/25      刑務所視察 
或る役所のボランティアをしている都合上、とある県外の刑務所を視察に行きました。無期刑や10年以上の刑に服している専門の施設であり大変に緊張をしましたが、仮釈放後に私達がお世話する人達がいる施設なので真剣に視察を行いました。施設の責任者の方より説明があり量刑の思い方々を中心として特別な施設と知り再び緊張をしました。幾重にもゲートがあり通り過ぎたその中は、頭の黒々とした人達は少なく老眼鏡を掛けて黙々と作業をする人々、暖かい日差しの中で野球に興じる人々、大声で隊列を組んで移動する人々、日々の食事の内容等を見て再度、門外に出てきました。
大変な作業に刑務官の緊張も並大抵なものではないと思い、仮釈放後の私達の対応も大変参考になる一日を過ごす事が出来ました。
■ 2/24 晴(黄砂)      薬王寺様へ 
今月の徳島県での震度6、お世話になった薬王寺様の事が気になって朝早々にお邪魔してお寺をお詣りさせて頂き境内をブラブラしているとお寺の僧侶の方から「高徳院さん、今日はどないされました?」と声を掛けて頂きました。「住職さんお見えですか?」と尋ねると「今日は高野です」との返事。「息子は?」「見えられます」と言う事で瑜祇塔をお詣り後、事務所に立ち寄る事を告げて瑜祇塔をお詣りさせて頂きました。昨年の工事が終わり彩色が新たに、地盤改良工事も終えて全く心配の要らない風景に安心をして事務所に立ち寄り来意を副住職さんに告げて辞去をしました。その後急いで徳島発のフェリーに乗船、午後は和歌山にて所用を済ませました。高野山に立ち寄る思いでしたが明日の予定もあり急いで所用を済ませて、夜には高徳院へ到着しました。何だか、元気なんだか疲れているんだか・・・自分でも元気だなと思いました。
■ 2/23      実弟の寺を訪問する 
電話をしても出ない、返信もない弟のお寺へ出むく。元気な姿で風呂焚きを行っていた。「オレの毎日はこんなもんよ」と自嘲気味に笑って毎日行っている仕事や作業小屋を見せてくれた。私の突然の訪問は早々に終えてしばらくご無沙汰をしていて昨年、入院されてたご住職のお見舞いに出掛けてきた。淡路のお寺で突然の訪問にも歓待をして下さった。「ガンでな。もう大丈夫や。」と元気な様子で安心をしました。最近のお寺の事情や高齢化のお話も少しして辞去致しました。何だか心温まるお話は家族の暖かさを改めて感じました。

今日お寺を出発する本来の目的は薬王寺様の地震見舞いが本来の目的であり今日は徳島に宿泊しました。平成23年の初夏頃から通い詰めた懐かしい道中には色々と思い出があり、また自分自身が数年で相当に元気が少なくなったなと思い返しておりました。薬王寺を目指して暑い日も寒い日も通い詰め思い詰めた宿泊先「徳島」の夜は思い出の地であります。
■ 2/9 晴/雪      講演をする 
或る官庁から講演を依頼されて昨夕、一時間半のお話をしてきました。私は二話目、一話目は弁護士さんからのコンプライアンスとガバナンス、私は危機管理のお話をしました。この講演を依頼されて毎日色々と講話順序を決めて悩みながらの日々でした。危機の例話をロシアのアレクサンドル三世の息子、ニコライ皇太子が皇帝の命で世界巡遊の中、最も長期滞在が予定され皇太子の叔父から聞かされた夢の国日本。しかしながら巡遊とは真反対の、開国間もない弱小日本の大危機を例話にする予定でした。

話は京都及び琵琶湖周辺を巡遊中のニコライ二世に日本人巡査が官品のサーベルで皇太子を斬りつけた「大津事件」は、国際的な国力の差で報復される恐怖、巨額賠償と領土の割譲の危機、日本国皇族以外の政府要人や他国皇族への刑法の適用、刑事訴訟法の規定を守るか?、犯人を法で裁かず死罪にするか?。文明国(法秩序)に留まるか野蛮国(無法)に属されるのか(植民地となるのか)・・・時の政府の苦悩と司法の尊厳と文明国である事を意識する法律家。 アヘン戦争や下関戦争を思い出せばを見れば、日本の近世にこれほどの危機はなかったと思い例話に上げようと思いました・・・が

私の話は挨拶から始まり、お寺の歴史、お寺の日々の生活等々をお話ししていると皆さんは、物珍しいのか普段あまり関わらない内容に関心を持って聞いて下さいました。そして少子高齢化の実際と現実がお寺にどの様な形で影響しているか色々なお話を、私が経験した実話を交えて気が付いたら一時間半が過ぎていました。あわてて準備してきたニコライ二世の話も少ししてお話を終えました。高齢化社会での親切を装った色々な事件の質疑応答が多くニコライの話は出ませんでした。懇親会、場所を変えて会食と長い夜は午前様で終わりました。
■ 2/3 快晴      節分の星祭り・・・・寂しい 
毎年節分には盛大に七福神の豆撒きを致しておりました。昨年は本堂工事で豆撒きが出来ませんでした。そしてその裏事情にはお世話頂ける方々のご高齢や、種々の人間関係の整合性が本のお老化により私にとって骨の折れる事を心配して慎重な判断と、今後の将来への永続性を考えて今年は希望を平年の80%ダウンして行いました。私は賑やかで笑顔の中で大きな声で「福は内」を唱えるのが大好きでした。還暦を迎えお寺の様子もだいぶ変わり、頭を悩ませる事も多く思い切って例年の規模を縮小しました。
参詣の方からは「寂しい」「豆撒きもないの?」「住職は病気か?」色々と思わぬ言葉を頂きました。例年も何事もなく終えられた星祭りは今年は全てに順調にいきましたがお寺の職員やお手伝いの世話人さんに「来年は永続できる豆撒きを明るくしましょう」と言うと皆さん笑顔で頷いて下さいました。全て私が企画立案したモノばかりですので無理のない豆撒きを行い、数年前の明るさと活気を必ず復活させます。

夕刻お寺の職員とチビチビお話をした内容が上記のない様です。頑張りますが、応援下さい。長年可愛がってもらった星祭りですので派手な事はしませんが心温まる、笑顔で春を迎える企画にしますのでこうご期待を願います。

午後からは冬枯れのドングリの大木からの落葉がご迷惑では良くないと思い環境班とでドングリの大木を伐採しました。重機が入らない場所ですので大変でした。明日も手伝うつもりですが・・・他の予定の準備もあるので微妙です。