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名古屋の天気予報

平成20年8月
平成20年度年間予定表

高徳院ホームページは引っ越ししました
新たなURLはhttp://www.koutokuin.jp/です。

■8/24
      楽しい夕刻の食事会
鹿児島大学の学長先生をされていた方が会食会を催し先年お亡くなりになられた奥様を偲ぶ会を催された。鹿児島からご夫婦でお越しなられた先生方ばかりの中に交じって楽しく宴席を同じくさせていただいた。

お一人は脳外科医で21世紀医療を熱く私に語ってくれた。その病院の顧問されている病理学の先生は「最新の設備を揃え、早期に発見して手術無しでガンをやっつけよう! 検診でガンが発見されたらすぐ来てください。」と言われた。「はい、なるべく病気にならないように注意します」とご返事をさせて頂いたが、ありがたい話です。

もうお一方は内科医の方でありましたが貝のご研究をされ、国会図書館に収蔵れるまでのご本を出版され、学会でも高い評価をいただいているとご紹介を受けた。夫々に奥様ご同伴で海外での学会の思い出話や古戦場の話、宗教の話、教授の奥様方は何をして一日を過ごしていたのか?、多岐に渡りまた普段伺えない事をご紹介頂き楽しく会食を終えました。会食後、ラウンジで芋焼酎を頂きながら大変良い気分で電車に乗り帰寺しました。

帰りの電車の中で頂いた名刺を眺めて物思いに耽っていたら下車する駅を通り過ぎて気がつき、タクシーで帰りました。物思いに耽って駅を乗り過ごすほどに楽しく有意義な時間を過ごす事ができて本当に良い一日でした。
■8/23        久しぶりの雨
雨のせいか?ヒンヤリと感じる。久しぶりの涼しさです。お寺は本日とても忙しく目の回るようでした。ご会食も2件有りまたご自宅でのご法事もあり大変忙しく一日を終える。

ここのところ不思議な思いをしています。それはツクツク法師が全然鳴いていないのです。いつもならお盆過ぎから鳴き始め、子供の頃は夏休みの宿題を責め立てて煽るように耳元で鳴いていた思い出のある蝉が、今年は全然鳴かない。まぁ、鳴かなくても良いのですがこれもやはり温暖化のせいで生態系がだんだんと変わってきた証拠なのでしょうか?

見たり聞いたりしてその変化が分かるうちはまだしも、気がついたらとんでもない事になってしまうのではないかと思うとその原因を知る興味を持たなくてはなりませんね。

そう言えばニーニーゼミも全く最近では聞く事がありません。私のお寺では、そうですね10年くらい前まではこの蝉が主流で鳴いていました。今は全く聞きません。クマゼミやアブラゼミ等の大型の蝉が多くまたカブトムシも突然ですが増えました。

何だか四季の移ろいを告げる品々や昆虫がいなくなる事は寂しいです。それどころか、熱帯のマラリアや毒蜘蛛が蔓延する日本になりつつあるこの現状。蝉に教えて貰いました。私は山登りも好きで夏山に登ります。今年はまだ行っていませんが、あのヒグラシの声は高地の木々の中や草むらで聞きます。寂しい限りです、居なくなると。
■8/21        予定の多い一日
なな月参り。お盆や様々な予定があったのでお参りの方は驚くほど少なかったです。少し寂しかったですが今年お盆にお邪魔して色々な事、を感じたことをお話さて頂きました。

引き続き六波羅蜜会堂の説明会を済ませて京都の仏具展の方と本堂内の荘厳の打ち合わせ。墓地使用者の方との打ち合わせ後、夕方行われる世話人会の慰労会『夏仕舞』の食材を求めてスーパーに出かける。これは私の主催ですので張り切って色々な食材を求めました。急いで帰り夏仕舞いの会場をざっとながら用意して午後4時の評議委員会を開催する。審議をしているうちに世話人会の方々がお越しになられて台所で準備を始めて下さった。

真夏の頃、5時ごろはまだ陽も燦燦としていたが、お盆を過ぎた今は日の蔭り始めるのも早くなり、また季節も秋の趣が漂い始めている。宴会は6時ごろから始まり飲め夜騒げの大宴会になりました。お開きは9時としておりましたのでスッキリと終えることが出来ました。その様子です。

■8/18        
朝一番、体調不良があるので受信をした。先生にご無理を言って朝8時半から診察を受けて帰る。10時半より葬儀を行う。夕刻、お施餓鬼の塔婆のクレームがあった。よく聞くと名前が違っていると言い『酷くしかられた』とあった。

受付をした僧侶、塔婆を書いた僧侶それぞれに確かめると致し方ないミステイクであった。ちゃんと同封してある申し込みはがきを利用せずに電話で申し込みをされたと、受付した僧侶からの報告。まぁ色々ありますが、キチンとした手筈と、受ける側もフルネームをうかがわなかった事が間違いの元と判明した。しかし、受付が起こられたのは気の毒であった。
■8/16        お施餓鬼法要
境内はたくさんのご参詣の方で賑わいました。この日の天気予報は曇り時々雨のでしたがカラリと晴れてとても暑い一日でした。境内ではカキ氷のお接待があり長蛇の列が出来ました。二台のかき氷機械はフル回転でテントの中では氷とは反対に汗ダクダクだったそうです。タブの木の下にはパイプイスが設置され工場用の扇風機が勢いよく周り、かき氷を賑わっていました。

午前11時より施餓鬼法要がなされ本当に多くの人たちがお参りにお越し頂きました。今年からはお接待が変わり例年の『冷麦』から『冷やし善哉』になりました。朱のお椀の中には、冷えた善哉の中に4色の白玉が入れられています。白、赤、緑、黄色と4色です。

白は白寿で長寿、赤は愛でたく幸福、緑はヨモギで健康、黄色は黄金で財運を夫々を象徴し、一椀に理想を込めてお出しさせて頂きました。結構好評で、冷麦からの変更も割りとうまく行きました。加えて世話人会の皆さんのお手伝いで無事に一日を終えられました。

天気もよく、何事もなく終えられたお盆の最後の一日でした。少しお休みが欲しいところですが葬儀や枕経、明日の予定等も重なり息つく間もありません。住職代理は明後日より夏季休暇、私も8月末くらいにお休みをいただきたいです。
■8/15        精霊送り
たくさんのご参詣の方がお見えになった。何時もの通り境内の大木「タブの木」の下のパイプイスに腰を下ろし秋風漂う心持ち宜しい涼風に吹かれて皆さんに挨拶をする。

皆さん声を掛けてくださる。とても嬉しい。『体に気をつけてね』とか『住職、明日よろしくね』・・色々な声を掛けてくださる。午後9時を過ぎて精霊送りを終えて片づけをする。一陣の秋風は境内の熱気を少し緩め穏やかにお盆の時期を終えようとしていた。
■8/14        元気なおじいさん
相変わらず棚経でお参りにお邪魔して、色々なお話が出る。昨日は「困ったお婆さん」のお話をしました。本日は元気なお爺さんお婆さんのお話です。

朝一番、ドアホンが鳴る。出て行くと檀家さんがいて「おじゅっさん(住職という意味)、おはようございます」と笑顔で挨拶を下さった。「どうした?いやに早いですね」というと「会えないといけないので早めに来ました」と嬉しい返事をして下さる。法事の予定や、離婚した息子が今再婚して幸せにしているとか色々なお話を私にして下さる。「所でお父さんは元気?」と聞くと「ありゃダメですね」と言う。結構ハキハキした良いお父さんなのだが・・・「なんでダメなの」と尋ねると「最近変なビデオを見ているの。18歳未満厳禁の◎◎ビデオを」と。「ええぇ??ホンマですか?」と私。「はいホンマです。おじゅっさん。そしてね、おまえも見ろって言うんよ。100万円出したら見ても良いけど返事してやった」と笑う。
「まぁ、お爺さんにしては元気で良いじゃないの」と言うと「一つ困っていて悩んでいる」と真剣な眼差し。ハテ何かと尋ねると「お爺さんは最近耳が遠くなって、そのビデオのボリュームを一杯にしてビデオを見はんねん。これ困っています」。ええええぇぇぇぇーこりゃ困ったモンだ思いました。まぁ、人それぞれに悩みがあるのだなーとお互い大笑いで奥さんとお別れしました。朝早々に目が覚める話題でした。

お昼過ぎ、一番のお参り先のお話。「まぁ嬉しい、住職が来てくれた。それにこんなに早く・・・良かった」とよく分からない事を言う。お参りが始まる前に「元気だね」と声をかけると、親戚の人達が「このお婆さん、とっても元気だよ」という。「なにが?元気」と聞くと「毎日パチンコへ行っている。昨日なんかダブルヘッダーだよ・・・」
「へーそりゃ元気だ。」と昨日の困ったお婆さんのお話をしていると「そりゃ、暇だから考える事は死ぬ事しか思わないのだろうな。私みたいに生き甲斐があると・・」、、、、ご本人が楽しく愉快に思われ家族もその姿を笑顔で見守っているので安心した。帰り際に「住職!体には気をつけてね」と言うので「おぅ、お互いにね」と返事をすると笑顔で見送って下さった。

連日、こんな楽しいお参りばかりではなく時間に追われる日々でありましたが「忙中閑あり」、疲れを吹き飛ばしてくれる一陣の清風が吹いたような夕暮れ時であります。

■8/13        困ったお婆さん
暑い一日でした。お盆も本来のお盆の時期を迎え日本国内では帰省のピークでありお墓参りや棚経の最盛期にもなって来ました。

お参りにお邪魔させていただき私を見るたびに「住職さん、もう死にたい」とか「来年までに死にたい」とか突然驚くようなことを言われる方がお見えだ。家人の方たちは「朝から晩まであんなことを言われ、こちらも参ってしまう」と半ば怒りとあきらめとが混在した面持ちで私に苦しい胸の内を吐露される。今日も何度かそんな場面に出くわした。そこで・・・

「ふん、死にたい? そりゃ結構だ。所で○○さん、歩ける?話せる?食べれる?トイレ行ける?今日は何時だ?」と私が訪ねると「今日はお盆で食事は美味しい。トイレも何でもできる」と私に返事をする」

「あんたね、私の母は『食べられない、飲み込めない、歩けない、オムツしてる、寝たきり』で最後に私に絞り出すような声で「もう嫌だよ」っと私の目を見て告げたんだよ」と話す。目を丸くして私の顔を見る。「あんたは通知表で言えばオール五だ。私の母はオール1だ。何贅沢言ってんだ。朝から晩まで部屋でブラブラして上げ膳据え膳で何にもしない。退屈だからそんな事を言うんだよ」と言ってやった。

少ししょんぼりして「でも、早く死にたい」とまた言い出す。「あんたはね、何か家の事で役に立つことをしている?」と再び尋ねると「もう歳だから」と言う。
「あのね、今日を境に月曜から金曜まで午前午後と自分で出来る家の家事、ガラス拭き、風呂掃除、玄関掃除、畳の拭き掃除、階段の掃除・・・数えりゃ幾らでもあるよ、家で貴方が貢献できることが。それを見つけて一家を助ける工夫をしたら。」
「・・・・・」 。 「少し考えて御覧なさい、ゆっくりで良い、時間は売るほどあるので、確実にそして貴方にしかできない仕事を見つけたらもう『死にたい』なんて思わなくなるから」と言うのだけど・・・玄関先まで見送っては「もう死にたい・・・・」  歳を取ると『死ぬ』事しか思わなくなるのかな?

私が歳を取ったら、自信は無いけど、自分のできる事をボチボチと行い、確実でお寺や家族に貢献できることを見つけて生き甲斐を見つけながら、チームワークの喜びを分かちながら生きたいものだ。ボケたり寝たきりになったりは仕方の無いことであり覚悟はしなくてはならない。しかし普段の生活に、スピードこそなくても、支障がなければ周りに貢献をしながら生活したい。世に言う『猶、矍鑠として家業を助ける』・・・そんな自分でありたい。
■8/11        
暑いの一言。お盆のお参りで久しぶりにお会いすると私の忘れている事をたずねてくれる方が多い。

「もうスッカリ良いのでしょうか?お体は」「ええ??」。
そうなんです、今年の春のお彼岸前日に入院をして彼岸法要を失礼してしまった。いつもなら居る筈の住職が居ないので結構、私の入院を知っている方が多かったです。その後お盆を迎えてしまい、久し振りに会う私に心配の言葉を何件か頂いている毎日です。

連日の暑さは体力を消耗させ、昔のような元気さは遠い昔の話となってきました。いいえ、気持ちはあるのですが、体力を回復する時間が遅くなったと言う方が正しいのでしょう。その分、睡眠時間をシッカリ獲ることでカバーは出来ます。矢張り無理が段々と利き難くなり始めましたね。仕方ないことです。

暑さを忘れる対策といえば、食事も少し考えると大変涼しく食欲も増す夏と言えば素麺。私は冷麦のほうが好きです。お昼ごはんはこの時期毎日、冷麦です。朝は豆腐に味噌汁、夜も朝ごはんと同じようです。サッパリしすぎるのでばてて来るのでしょうか?でも食欲はすすみます。難しい選択です。では。
■8/7        お盆参りの開始
早朝よりお盆のお参りが始まりました。私は名古屋西方面、住職代理は名古屋北から郡部方面をお経に回らせていただく。

一日色々とありましたが久しぶりに見る人たちの笑顔が何よりでした。明日はより遠い場所からのお参りです。交通安全には気をつけてお邪魔させていただく積りです。

お墓の清掃、お施餓鬼の用意や塔婆の準備、来客へのご対応、色々な相談事と忙しいときに限りてんてこ舞の一日を終えました。お疲れ様でした。
■8/5        色々あった一日
午前中は月例会議、初盆のお参りや枕経、書類を作りと、顧問の方との打ち合わせ。午後からは隣地手直し工事の相談、評議委員の方の参集と慌しかった。

もう一つ寂しいことがあったが仕方ない事と思い気分を改める。今月は忙しい月であります。気ぜわしい中に予定外の事柄や事件が起こると本当に、心が消耗します。平穏無事で何事も無く只々本来のお寺のお参りが出来ることが唯一の思いです。

境内一万坪もあれば色々なことがあります。目下、頭の痛い事柄はナラ枯れの処分です。大木に好発するので処分が大変です。遠くから眺める山の中には真っ赤に枯れたナラの木があちこちに散見される。この枝を倒して処分をしなくてはならない。大変なことです。何とかせにゃならないです。今日の私は少々お疲れ気味です。
■8/4        高野山参詣
高野山へ参詣に出かける。ここの所、予定が多くお墓参りにも出かけられなかった。少し前は一ヶ月に2度も3度も参詣に出かけてきたがここの所、少しご無沙汰気味になっていました。

山頂は気温26度と下界とは10℃も違う気温に清清しさを覚えた。お墓も思ったよりは汚れていなく安心をした。高野山上は夏休みのせいか家族ずれや子供達が多く賑やかであった。知り合いのお寺が高野山に数件あるのでその中の一つのお寺に寄ったが留守番の女性方のみであり、心細さを感じる。何時もの花屋さんからは「院家さん、高野山は外人ばっかりで何にもならん」と世界遺産になってからのボヤキを聞く。何処もここも大変である。

お寺もガソリン経費やエアコン、電気等の節電に努めるように心がけるようにしなくてはならない。原油高にインフレと経済の低迷、可処分所得の減少等を考えると明るい見通しを想像できないのは私だけではないと思う。年金も国の財政も、増税も心配だらけである。

眼を転じて、アジアのとある大国。自国の通貨の供給量が正確につかめないと言うか、偽物大国の中にあって通貨まで偽造されて大量にまかり通っている現状。インフレを抑制するにも偽札が大量に横行しているようでは崩落も遠くないような気がする。その崩落時は、一挙に水が抜けるように何もかもが吸い込まれる。決済通貨、信用力のある通貨は強くなり、資源を持っている国と外貨準備高の潤沢な国はその難を逃れても、自国通貨の防衛も決済も出来ない、デフォルトが発生するとドミノ倒しの連鎖で一挙に恐慌に陥っても不思議は無いと思う。一昔前のアセアンで吹き荒れた通貨危機を思えば恐ろしい話である。

大きな話だが、確実に足音が聞こえているように思える。雨が降るのは仕方の無いこととして雨雲をミサイルで蹴散らすような、天に唾するような心根を改め敬天愛人を標ぼうして欲しい。
■8/2        多忙な一日
相変わらずの暑さではあります。日の昇るのも少し遅くなってきたような気もします。今日一日、初盆の方々のお参りでお寺も慌しく過ごしました。

ところで冒頭に記しましたが当寺のホームページを預かるサーバー会社が突然の閉鎖となり当寺のhpを今までのURL(ホームページの住所)で閲覧出来なくなりました。通常は完全な閉鎖までの暫くの間、新しいURLへジャンプができるように移行期間で数ヶ月ほど猶予を持って閉鎖されるのですが・・・、私も甘く見ていました。

ジャンプページも出来ないのでは引越しのご案内も出来ないし何よりもブックマークされた方々や、お寺の封筒や案内状に書かれた検索方法が全く閲覧できない事となり、私としても全く迷惑な話となりました。例えて言えば、郵便局が突然、何処かへ消えてしまったようなお話です。手紙は届かないし、行き先も分からない。問い合わせしようにも、郵便局が無くなった事は分かるがそれ以上の事は闇中という具合です。

これに懲りてチャンとしたドメインを取得しましたので、今後はこれ以上の迷惑は無いと思います、ご覧になっていただく方にも当寺にも。「真夏の夜の迷惑なお話」とでもタイトルを付けたいです。